Amity International School Amsterdam 日本人スタッフブログ

オランダ・アムステルフェーンにあるアミティーインターナショナルスクールの日本語ブログです。学校で唯一の日本人スタッフの目線から、リアルな学校情報をお届けします!

Amity International School Amsterdam 休校期間中の取り組み

Hi, everyone! アミティーインターナショナルスクールアムステルダムでインターンをしているChisakiです。

 

オランダでは、コロナウイルス感染拡大防止のため、5月3日まで学校閉鎖が続きます。

 

政府から学校閉鎖の指示が出たのが3月15日(日曜日)の夕方で、翌16日~4月6日まで閉鎖(当時)ということになったので、先生たちは生徒に直接会うことがないまま休校期間を迎えたことになります。これはあくまでも私の印象ですが、学校閉鎖の決定が急だったにもかかわらず、Virtual Learningへの移行は比較的スムーズにおこなわれました。先生も生徒もオンラインデバイスを使い慣れていること、そして何より先生たちが前もってしっかりと準備を進めていたからだと思います。

 

この閉鎖期間中、実際にどのような取り組みがおこなわれているのかを今日はご紹介します。私はEarly Years(3~5歳の幼稚園クラス)のオンライングループに参加させてもらっているので、そこでの取り組みが中心になります。

 

まず、各クラスの先生は、毎朝ビデオをアップして「今日は〇〇をしてみましょう」とタスクを伝えています。タスクと言っても楽しみながら取り組めるものばかりで、「キッチンの食べ物からいろんな"種"を集めてみよう」とか、「家の周りで"春っぽいもの"を見つけてみよう」といったものです。それで、子どもたち(と保護者さん)が取り組んだものを動画や写真でアップロードし、ひとりひとりに先生がコメントを返しています。

 

他にも各教科の専門の先生がオリジナリティーあふれる課題を出しています。図書館司書の先生の「お家のなかに読書のための秘密基地を作ってみよう!」だったり、音楽の先生の「お家の中で聞こえるいろいろな音を記録してみよう!」だったり。体育の先生はちょっとしたエクササイズをビデオで実演し、やってみようと呼びかけています。

 

子どもたちが提出(アップロード)したもの全てに、時には担当外の先生からもコメントがついているのがとても素晴らしいしほほえましいです。

 

Primary Years(6~10歳の小学生クラス)になると、各教科の学習の他にオリジナリティーあふれるプロジェクトをおこなっているクラスもあります。たとえば、クラスの全員が虹の絵を描いて撮影したものを編集し、コミュニティーを元気づけるためのメッセージ動画として発信しているクラスがありました。先生のアイディアとクラスの結束力がすごいです。

 

Middle Years(11歳~14歳の中学生クラス)では、OneNoteを使ってひとりひとりがエッセイなどを提出→先生がコメント・添削、という形がメインのようです。

 

ということで、私の知る限り、休校期間中のVirtual Learningは順調に機能しています。これは先生と生徒(と保護者さん)の信頼関係がないと絶対にできないことだと思うので、アミティーではその関係がしっかり構築されているんだなと感じています。