Hi, everyone! オランダのアムステルフェーンにあるAmity International School AmsterdamでインターンをしているChisakiです。
日本から海外の学校に移って来られるご家族にとって、「言葉」はとても気になるトピックです。英語の授業についていけるのか?友達との会話に入っていけるのか?などなど...。そのような不安をお持ちの方に向けて、今回はアミティーでの英語のサポートについてまとめてみたいと思います。
アミティーインターナショナルスクールには、英語が母語でない生徒さんもたくさんいます。ざっくり言うと全体の3割くらいでしょうか。来たばかりで全く英語が分からない!というケースももちろんあります。そのように英語のサポートが必要な生徒さんには、EAL(English as an Additional Language)の授業を通して言葉のサポートをおこなっています。
EALのクラスは1週間あたり40分×3回あります。(この時間、他の生徒さんはフランス語やオランダ語の授業を受けています。)EALクラスの人数は年度によっても前後しますが6人程度の少人数授業です。また、それとは別でフォニックスの指導も週に40分×4回あります。フォニックスを通して、英語の発音とスペルの関連を学んでいます。
EALの担当であるAnna先生は「新しい言葉を学ぶことが生徒さんのプレッシャーにならないように」という点を意識して、楽しく取り組めるアクティビティーを中心に授業をデザインしています。特に、ボキャブラリーを増やすことと話す力を伸ばすことに重点を置いています。生徒さんが楽しく快適に学校生活を送れるようにするための「ツール」として英語を使えるようになってほしいからです。
私がAnna先生と話していてなるほどと思ったのは、「母語の大切さ」です。先生は、母語は子どものアイデンティティー形成に重要な役割を果たすのできちんと尊重されるべき、という信念を持って指導にあたっています。そのため、授業のなかで新しく出て来た単語を母語に訳してみよう!というようなこともおこなっているそうです。
それでは最後に、Anna先生からのメッセージを紹介します。「英語が不安だという生徒さんや保護者さんに向けて何かメッセージをお願いします」という私の質問に対する答えです。
”Home language is very important. I always encourage parents to maintain and use their home language with their children. This is important as it supports the development of a new language. I encourage parents not to feel the need to focus on English too much at home. Home should be the place where EAL children can relax and feel at ease speaking their home language, after a day at school in a completely English speaking environment. Any access to English at home should be done in a fun way! I also encourage parents to reach out to me if they need support or have questions. ”
(母語はとても大切です。私は保護者さんにはいつもお子様に母語で話すよう勧めています。なぜならそれが新しい言語の習得にもつながるからです。家庭では英語にこだわり過ぎる必要はありません。家庭は、一日中英語に囲まれて過ごした子どもたちが、リラックスして気が休まるような場所であるべきです。お家で英語に触れるときは、ぜひ楽しみながら取り組めるようなものにしてください!そして、サポートが必要な時や質問があれば気軽に連絡してください。)
ということで、今回はアミティーでの英語のサポートについて書きました。